このページはおおむね完成です(しばしば、さみだれ的に更新、のち、放棄されることがあります)。
アップル - 直営店 -なぜ肝心の場所にリンクがない??謎だ・・・(上だってばよ!!)
仕様上の注意：このモデルとなった某所の文章もそれなりですが、今回、更にかなりブッ飛んだ文面
(弊サイト従来比)に仕上がっております。予め覚悟の上、不備な点は不憫と思いご了承下さい。
序
わたくしという現象は 仮定された有機交流電灯の 一つの青い照明です
（あらゆる 透明な 幽霊の 複合体）
風景やみんなと一緒に せわしくせわしく明滅しながら いかにもたしかに灯り続ける
因果交流電灯の 小さな青い照明です
（ひかりはたもち その電灯は失われ）
これらは二十二ヶ月の過去と感ずる方角から 紙と鉱質インクを連ね (以下約数文字分ノイズ)
ここまで保ち続けられた かげとひかりのひとくさりずつ そのたうりの心象スケッチです
※引用：愛読書：宮澤賢治 「春と修羅」より 冒頭（旧かな新かなごちゃ混ぜ・一部不確か又はうろ覚え）
＃「完全な原文ママでないといけない」という引用のルールを守り切れていない点、ご容赦下さい。
初回up:基本は黒字：'05.01.28
第2次up：ベースは青字：'05.02.02
'05.02.03/04/05 五月雨修正・加筆(まだ2月だが。。。)テキスト大増量(弊HP従来比)。。。
'05.02.06 初期型第三次稿の形態がほぼ完成。益々現実離れ。
下記の文章は実名を明かすと仲間内でも気の毒であるし、特にりんご使い
の間でネタにされるので、短編の形である架空の人物にまとめてある。
仮にイチロー・R・田中君としておく。
南播州鐵道直属の調査部の諜報員(未確認情報)というが配下はいない様子(同僚はいるらしい)。
諜報活動の詳細は不明。せいぜい最後のPowerBookG3と初代PBG4/500MHz、他PCを3台程
所持している模様である。古参の一台はスリランカの知人に譲る、という話もあるらしい。
発送が津波の後でよかったものである(まだ安心できん)。
01月19日 ふとメールを見ると、そこにXデーの告知があった。
クリスマスは済んだ。テロの予告が庶民宅にメールで届くはずもない。
「まだ先やと思うとったのに、もう来たんか。」
と彼は思った。その後、かれこれ20時間余りにわたって、下記の言葉が脳裏、いや頭上を
ぐるぐる回った。5月か6月頃という噂を信じていた罰である。
「行かなあかへんかなぁ。やっぱり行かなアカン。」
昔、旧友に「それって義務かいっ！」と突っ込まれて応えるのに5秒はかかっていたが、
今なら0.03秒で、「ま、義務やさかいなぁ。」で済ますセリフである。
しかし、今回は決断に20時間以上かかった。人生、そんなもんである。
（←なんか勘違いしていると思うが。）
迷った理由は、青春18切符が一回分だけ残っており、使用期限が
01月20日
だったことである。彼は、近くの街へ行き、金券ショップで京都までの格安切符を買った。
無論、帰りの費用を浮かすためである。
気が付いたら、デジカメとMDとノートのバッテリーを満タンにしようとしていた。
そして、おもむろにカイロと傘とその他諸々をカバンに突っ込んだ。話せば長〜〜くなるぞ。
名古屋を通り越して各停で
豊橋経由で飯田ぐらいまでは行ける。まぁ、この辺に
しておけということだろう。
翌朝、01月20日 彼は、やおらトレンチコート・・・もとい学ラン・・いや普通にジャケットをはおった(以下秘匿)。
ちなみに、単に冬場の徹夜天体観測用の装備を流用しただけである。※あまりマネをするものではない。
耐寒耐雪装備に、なった。唯一間違いだったのは、
酷寒地仕様
にしなかったことだった。
大型蓄電池箱と、窓ガラスは2重にしておくべきだった、と彼は後で後悔することになる。
それから、スノープラウと、つらら切りと、運転台の窓は回転窓にしておくべきだった。
わっかるかな〜わっかんに〜だろーな〜
こんなことを書くと読者の皆さんが頭を抱えると思うので、ヒロキとタクヤに、
と突っ込ませておく。＃キマロキは必要なかった・・・
「だ・か・ら！ちがうだろう!!」
もっとも、増槽（現代語訳すると要するに大容量バッテリーのことである）だけは所持していた。
そして、鏡に向かうと、鏡の中の人に向かって、「そぉれは私に対するちやうせんだな?
よろしい、かかってきなさい!!」と先輩のセリフを口走ろうと思ったが、やめておいた。
とりあえず、いったんグーにした右手の人差し指と中指を立てて、「やぁ。」と言った。
この程度でピンと来た貴方。そう。キミですよ。そこの。じゅうぶんオタッキー(死語)っス。
ご自愛下さい。
彼はダイヤを見た(無論、市販の時刻表ではないと言って内部資料でもない)。名古屋まで約4時間。
片道300km。往復600kmの行程である。「俺は行くんだ。俺は…俺は…」
もっとも、機械の体をタダでくれる星へ行くわけではない。もっとも、Tシャツと
パンフレットぐらいならタダで貰えることはおそらく確かだろう。
旅客鉄道会社の停車場のゲートで、彼は上着のポケットから、よっつに折ったはがきくらいの
大きさの緑いろの紙を渡しました。それはいちめん白い模様の中に、十ばかりの字を印刷したものでした。
賢治キチの間ではよく知られた、どこまででも行けるという通行券である。限りはあるが果てはない。
注：希少性のある赤いのもあるよ(利用規約は同一)。
「新・快速のタリスマン！」 と彼は唱えたとか唱えなかったとか(貞本センセつながり)。
名古屋駅到着後、彼は小一時間悩むことになる。HTMLで保存しておいたはずの
Nag☆ya Sakae 店へのアクセスがHDDに入っていなかったのである。
さて、どうしたものか。携帯端末を介してWebへのアクセスを試みた。しかし、
肝心のストアへの接続ができない。生まれて2度目の名古屋(爆)。焦燥が彼を襲う。
なんとか、近所の某カメラ店の場所を聞くことができた。Macブースはあったが、
黒服(Apple営業)氏は帰られた後だった。仕方なく、恥をしのんでMac担当氏に
Sakae店の場所を伺った。で、なんとか20時前、目的地にたどり着くことができた。
開店2日前の夜。20:07
店内整備中。20日20:10しばらく周囲ロケハンの後、警備員の方に、列ができているのかどうか尋ねる。
「構わないが、環境条例のため、明日21日、一旦行列を解消して貰う必要がある。
それから、環境条例のため、ゴミは新聞紙のクズ、ガムの紙、たばこの吸い殻に至るまで
一切出さないで下さい。ゴミを発見した時点で、全行列を解散して頂くことになりますので。」
とのこと。少々悩んだ。一番は目立ち過ぎる。ままよとばかり、列を作らせてもらったそうだ。
しかし、周囲の歩道の綺麗なこと。大阪とは月とスッポン。仏国の都パリの路上などは大阪以下。
足下にも及ばない。＃またそ〜やって人の夢を壊す・・・だって事実だもん。
日本にこんな美しい(美しすぎてある意味怖い)都市があったとは。
'05年01月20日、20時20分という、
キリ番行列がなし崩し的に成立した瞬間であった。
わらわらと列ができ、直に6、7人の行列となった。ちょっチ空気が妙に異なるのが気になったが、
りんごの苹果たる所以を知らない有閑階級なのだろう。あえて問わないでおこう、と彼は思ったらしい。
すぐ彼は彼らとつるんでいたようである。マジでゲロマジの状況下、
どのような相手であれ、協力・友好関係を築いておくことは、こういう環境では必須/最優先事項である。
後に、彼は、彼らが「都市におけるサバイバルのプロ中のプロ」
であることを知ることとなる。わずかではあったが、会話の中、ザバイバル｛確信犯(誤用) 的・誤植｝
の神髄に触れることができたらしい。♪ここは地の果てテレザート♪ってか??
ことマイナス60度の冷凍庫の中でのお仕事には
恐れ入谷の鬼子母神である。＃モグリのりんご使いとはつくづく恐ろしいものだ。と彼は思った。
彼の体感最低気温は、北海道旭川郊外のアイスパビリオン(内部は通年マイナス20度)の中のマイナス40度℃の
一角であった。＃大学卒研は、真冬、氷点ギリギリの低温室の中に3ヶ月余り毎日数時間前後籠もって
やってたらしいのだが。
その後しばらくして、地元の生粋の苹果(りんご)※使いの方(以下、相方とさせて頂く。)が現れた。
瀬戸物の話、漆塗りの話、印刷の話などで大いに盛り上がったようである。
テンションを維持するのには非常に苦労した。テンションを下手に上げても下げても、
まだ36時間以上の耐久ラリーに持ちこたえることは困難極まる。相方との会話で適度に
テンションを上げ、上がり過ぎた自覚を感じると下げ、時にはフラットに保っていたり、
近隣の方の折りたたみ椅子に座らせて頂いたりしたらしい。新聞紙の上に体育座りした日にゃ体温が奪われる。
※苹果(りんご)：宮澤賢治先生が"りんご"を漢字で書くと通常この字が用いられます。
20日21:51できたてほやほやの行列。パッと見一人ですが、見えないところで
結構大勢暖をとってました。というか、単に風当たりの少ないところにいただけです。
相方が「TV取材攻勢喰らうよ」なんて云うものだから、すでに8MHzにクロックダウンしていた
ノーミソを必死で回転させた。スティ一ブ・ウォズ二アック氏がかつて開発されたブルー・ボックスの
話をして思いっきり場をシラけさせることも考えたらしい(無論、速攻ボツ)。新海誠カントクの
最新作のパロディで、「なんでMacを選んだの？Windowsとか、Linuxとか・・」という仮想設問に対し、
「なんだっけ〜〜？」
「カッコいーから!!」「ちがうだろー!!」
「えーと、あれだ。」
「変形させたいから!」「ちがうだろー!!!!!(嘘汗)」
という回答も考えていたという話も聞いた。
実際、どうしても使いたかったので、開店直前一度だけTVカメラの前で喋っているとか。
＃キット、カットしてくれていることを切に願いたい。
放送されてれば、それはそれで・・・(照れっ(??))
ネタはまだあったらしいが記憶が飛んでいる。＃これ以上ヘタにテンション上げると危険だぞ
と相方に忠告、以降、テンション下げ気味でホールド(使徒と見えない白い敵を前に)。
「白いワニが来るよ〜白いワニが来るんだよ〜(白いイノシシの誤り)！安定剤、安定剤！」
※この文面全て自白剤が入ってます。
＃そりゃ某神社のご神体が街中を練り歩く話を聞いてしまえばテンション維持できるはずも
なかろう。噂は前々から聞いてはいた。一応、もっとも原始的な崇拝の一形態だし、高等動物にとって
重要なものであることも十分過ぎるほど理解しているが。テンションが狂った理由は更に別にある。
某飲食店(カタカナ5文字、見事失念、約10時間後、マウ○テ○だと思い出す)の話ももちろん出た。
(今回は当初より丁重に辞退しておいたらしい)
コシヒカリに混ざりものが入るとエネルギー変換効率が悪い、という理由だと本人は言う。
会社帰りと思われる白いコートの青年と話をする機会があった。
取り敢えず、余興までに、MacOS 8.1 のエミュレータの実演と、自作の
東海道線ダイヤグラムを差し上げたらしい。そこそこウケたようだと言っておこう。
20日23:12 幻想的。
彼は、ウ工ルビーというサウナが近所にあり、Webとマンガの閲覧ができるということを
某巨大掲示板より仕入れていた。この場所と連絡先は、HTMLで保管していたが、
コンビニをロケした際、すぐ近所にあることが分かった。ただ問題は、当時、
技術的な問題が発生しており当面webに繋げない
ということと、価格面であった。幸い、近場のネットカフェの場所を教えて頂けた。
しばしば、買い出し交代時に、そのネットカフェで約1時間単位で暖をとりつつ、
某所の中継書き込みを閲覧していたらしい。
ついでに、津田雅美原作の彼^2というマンガを読んでいた。そのTVアニメは未だ
観たことがなかった。
山口県某市の某喫茶店のご主人のお勧めで、取り敢えず、遅すぎる予習をしていたのである。
とても某所で言われていたのとはほど遠い実像である。
01月21日午前00時経過。
これで、明日の明日は明日の今日になりました。
実際に口走ってみた。ほぼ当然のように相方はこのセリフを知っているわけだが、反応は、
「わけわからん。それ、ややこしい。」だった。ショボーン。(´・ω・`)
何度かしつように繰り返してみる。分からないほどでもない。
まぁ、明日の明日の明日が明日の明日の今日になるほど先の話ではない。
明日の明日がいつの今日だかわからないなんてこともないから、心配するほどでもない。
某掲示板もそのうち画像添付がデフォルトになる日が来るのだろうか。
それはいつの明日なのだらう。＃それはそれで読みづらいかも知れないし、そもそも、
AAの文化が廃れると思うぞ。
＃馨クンが、「AAはいいね。AAは(以下ry」とか言ってたりなんかして。
＃某掲示板の有形無形の声援と罵倒及び中傷には、ひっくるめて2通ほどお礼を返しておいた。
先述の話の続きであるが、環境条例のため、また開店前日日中のプレスへの公開のため
ということもあり、警備会社の方から、翌朝の9時頃より、夕方にかけての行列の
一時解消を申し渡された。
とはいえ、一旦列を作ってしまった以上、順番の維持は譲ることのできない
命題であり、彼は列の代表として、整理券、もしくは何らかの形で順番の確保を
交渉したということである。口実および文言は次のようであったらしい。
「何らかのトラブルが発生した際、我々が迷惑を被ることは事実ですが、
あなた方にとっても管理責任上、状況によってはご迷惑を被ることになりかねません。
従って、何らかの形で、現在の順番を維持できるよう、取り計らって頂けるよう
ご協力お願い致します。」と。
結果、回答として、「住所、氏名、連絡先(携帯)といった個人情報を行列の一時解消前に
警備側で控えさせて頂きたい、そのために、個人情報の提示をお願いしたい。」
との回答を、警備側の代表者より頂けることとなった。当時の行列のメンバーには
彼が周知し(どうやら有無を言わさなかったらしい)、即時同意を得ることができたということであった。
当初彼は新聞紙の上に座っていたらしいのだが、新聞紙が破れはじめたので、気を使って、新聞紙を
ゴミ袋で包んだ上、どこからかそばに飛んできた飴の包み紙まで処分していたらしい。やれやれ。
気の小さいやつだ。それでも関西人の一族の末裔か！
難題発生。聞いてはいたものの、名古屋の冬の厳しさを、彼は知らなかった。何でも、聞くところによると、
はるばる伊吹山から、関ヶ原を
越えて、激寒の「伊吹おろし」が
やってくるのだそうである。まいった。近くの「サバイバルの達人」氏のスタイルに倣って、
カレーヌードルを調達。
3〜4時頃といわれた直撃を避けて暖をとった。取り敢えず、一夜目は回避。
21日05時17分G5が整然と並ぶ。
21日06:40
どことなく某監督のアニメを思わせる光景（適宜いじってます）。
りんごマークがガバッと割れて、中からE○Aが。。。???
当初、警備の方が順番を控える時間帯・及び、行列の一時解消時間は、9時半〜11時頃から、
夕方にかけてということでかなり曖昧な部分が多かったらしい。結局、9時頃、前倒しという形で、
個人情報を控えて頂き、順次、17時頃(多少遅れても問題はない)に戻ってくればよい
ということになり、7時間余りのフリータイムが発生した。で、日本初の環状地下鉄、
名城線(第三新東京市 リニア地下鉄環状八号線ではない)で一周して来ようかと思ったらしいが、
気分的に余裕がなかったので、件のネットカフェで暖をとりつつ、彼^2の予習をしていた。
※大江戸線(都営地下鉄12号線)は、「の」の字運転で、環状運転ではない。(だから何だ)
12時過ぎ、行列の人数チェックと、プレス公開の見物(無論、外から)をさせて頂いた。
11人ということであった。
報道関係者に公開中。21日12:14
ちなみにこの建物の裏側にはナ デ ィ ア パ 一 ク という建物がある。
名古屋のアートのメッカだそうである。建築当時、名称を公募したところ、
不 思 議 の 海の ナ デ ィ アの放映時期だったため、ナ デ ィ ア パ 一 ク という名称になったのだとか。
N A D l A の各文字は例によって各々意味が与えられているらしいが、当然のようにこじつけ（らしい）。
ナ デ ィ ア パ 一 ク を一巡した後、再び暖をとりに戻り、彼^2の予習(ええ加減にしやがれ)
をしていた。放映時、先入観で観る気にならなかったらしいが、原作を見て、
主人公2人とも、マ ジ メ っち(古語)で好感の持てる連中やないか。と思ったらしい。
＃カントクの作風がどう出るのか少々怖かった…
無事、17時前頃より、行列は復元した。
某Mac専門/趣味誌の女流記者さんお二方のインタビューを受けた。
日中、あるはずの列がなかったとのことで、面食らった旨のことを聞かれ、一応説明したらしい。
後ほど、知ったところによると記者さんも金曜日より現地入りしていらっしゃったそうである。
立場は違えども、その姿勢には敬意を禁じ得なかった。
彼は、自身の撮影した画像/写真等を交えて自己紹介をしておいた。ついでに、苹果(りんご)使いとしても
話題になっている某映画監督氏にインタビューされたか、
逆インタビューをカマしたらしい。その監督氏"も"鉄道描写に力が入っている
ことをお伝えしておいた。
＃届くかなぁ〜庵野監督と新海監督に対談(鉄道ネタは不可欠)して頂けると面白そうなのだが。
#いくらなんでも豪華/贅沢すぎるだろう。それ以前に、徳○書店と○川書店が黙ってはいまい。
18時を過ぎると、約40人ぐらいの列になっていた。
当初、環境条例等については彼が説明するよう言い渡されており、初期のメンバーには彼自身が連絡・承諾を得た。
が、流石にこの人数を超すと軽〜くギブアップである。なるべくオリジナルの規約に忠実に伝えなければ、
トラブルの原因にもなりかねない。その旨警備の方に改めてお伝えし、本件の義務の返上と周知をお願いした。
交代で買い出しをやりつつ、夜更けを待つ。
21日19:11 花が並べられる。
21日22:44 メーテルの誤植?? 999？ではない。地元の民放である。
22日06:24 今更だが、げんっそうてきぃ〜♪
01月22日。午前零時。
これで、明日の今日は今日の今日になりました。
さすがにリアルで2夜連続して使うと誰も笑ってくれなかったのかというと、
そうでもなかったような気がする。と言ってみるテスト。
当初、一人でもゴミを出すと行列解散、だったはずが、ゴミを出した個人が行列から離脱して貰うというふうに、
いつの間にかローカルルールが変化していた。何故??(多分、多くの本文読者諸氏が察しの通りだろう)
危
機、来襲。
2日目の夜のこと。彼はカレーヌードルを喰うのをおこたった。
1日目は、「郷に入ってはなんとやら」で地元の方に教わって暖をとるために喰ったカップヌードルである。
どうせもう数時間だと甘く見ていたのは事実である。丁度その頃、経費をさらに切り詰めていたのもまた事実。
ちょうど午前2時頃のことである。丑の刻。ちょうど、あれがよく出る時間である。
伊吹おろしがやってくるのは3時から4時頃だと聞いていた。
店のはす向かいにLEDの大時計と気温計があるのだが、彼はそれがマイナス表示できないことを
知らなかった。気温は0度を指していた(実際は氷点を下回っていたらしい)。
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ゆっさゆっさ。誰かに揺すぶられる。
「ん〜〜」
＃ん？足が言うことを聞かん。
え？？？
＃俺、寝とったん？
寝るつもりなかったのに。
「う〜ん〜〜〜。あ〜〜〜〜」
ん？ん？ん？
とにかく異様に寒かった。2、3分うとうとしていただけだと思った。
だんだん意識がはっきりしてきた。大丈夫かと聞かれたような気がする。
数分後。
自分が全くみじろぎせずフリーズ、していたことが分かった。
寝ていたのではない。失神していたのである。
数分うとうとしていたと思ったのは約30分間。それもスリープではない。サスペンド状態(窓使いの用語だが)。
2時頃から2時半頃まで固まっていたらしい。数分だと勘違いしたことからも、完全に意識を喪失していたことが
ご理解頂けよう。脳みその中身は空白であったとか。意識回復後、つま先から腰の当たりまで20分以上ほぼマヒ状態。
経験者談：1〜2時間正座状態で出雲大社
もしくは太宰府天満宮の元旦日の出前の初詣でお払いを受けた後(太宰府の'00年のカウントダウン、懐かしいね)
のような感覚だったとか。出雲(とごく一部の社)に限り二拝四拍手一拝。厳守のこと。四回柏手を叩かないと怖い。
沈黙。のち、再起動、暴走。使徒、殲滅。
ヒロキ＆タクヤ
彼らは青森県民のはずだが、ユニゾンで突っ込んでくれるところが関西人には嬉しい。
暴走はしなかった。ただ、スクランブル交差点と、りんごマークの対比が、なんとなく
使徒に見えて仕方なかった。
再起動しなかったら、どんなことになっていたか。
「神にされてたね。2ちゃんねるで。」括弧"神"の上に輪っか、括弧閉じる
さらっとそういわれて、彼は言葉を失った。＃"失神"した後、自ら神になるのって一体何??
＃いくらなんでも、こんなところで神にされたくはない。
（ナレーション：ちびまる子のキートン山田の声で）
＃神話になるのは、少年位で十分である。
本件にまだ余談はあるが、マジで震え上がるハナシである(彼自身、脅えていた)ので自粛/割愛しておく。
伊吹山には白いイノシシが住むという伝説がある。
記紀で、倭建命/日本武尊に致命傷を負わせたという荒ぶる山の神である。
「あいつの末裔 ※訂正/眷属 か・・・」と彼は思った。「雪女の口づけだと思っておけばいいか。」
雪女の接吻を受けて生きて帰った人間も珍しい。
山の神には男神と女神がいるのではなかったか？
それを言われると少しばかり頭が痛い。伊吹山の女房が浮気でもしたことにしておこう。
そういう問題ではないと思うのだが、現に当時そんなことを考えていたのもまた事実である。
実際問題として頭が痛かったので、後ろの人に頼んで2時間半ばかりネットカフェで
暖をとらせてもらった。よくて救急車沙汰だったかもな。と彼は思った。
某掲示板での噂は、一つ間違うと事実になっていた可能性が十二分にあったことを彼は身をもって証明して
みせた。本件は、最大のネタになりうる可能性が大いにあった(もう遅い。今更掲示板に書かれても時効だ)。
「日本の最高気温は？」
「山形県で 記録 された」
・・・・・突然ですが回想モードです・・・・・
高校の天文部の部室（ちなみに部室は屋上にある天文ドームである）にイヤと言うほど、
いや、全巻転がっていたゆ○きま○みの漫画で覚えたこの言葉も、去年はもう少しで
くつがえされるところだった。なお、当時彼は天文部の正部員ではなかった。幽霊部員でもなかった。
生物部々長、兼、科学クラブ部員、兼天文部の半公然"モグリ"だったのである。
なお、漫研に籍を置いたことは一度もない。
生物部は変形菌(粘菌)とプラナリアとツメガエルしかいないのでヒマ。科学クラブは強制(全入/必修)クラブ
なのでしんどい。ひたすら演算をやらされて楽しい部員がいるだろうか。※居たところが怖い。
＃あ、変形菌はね、けっこう可愛いよ。プラナリアはヨリ目なのがキュートなのさっ(だそーである)。
「大丈夫、このコたちは生まれつき毒は出しませんから」
↑それはそれで怖いと思うのだが。因みに彼が初めて古典的な遺伝子操作をしたのは小学六年だった。
揚羽蝶の種間交配である。200個程の卵から成虫が1匹得られれば御の字。通常雄のみ。生殖能力は
ないから安全。これで論文を書いたセンセは居られるが、着眼が2匹目の泥鰌じゃ論文にゃできないよ。
＃約8年後、雑種におけるタンパクなどの分子構造からのアプローチに変えて大学のセンセに具申したが、
却下されたとか(本人、結構粘った模様である。それこそ変形菌なみにヌタ〜ッと2年程)。
天文部でマンガを読みながらつるんでいられたのが彼にとって唯一憩いの場だったのだろう。
壁には某学習塾(予備校と言えないこともない)の「ヒャクテン満天！」
という丸ごと星野写真のポスターが貼ってあった。撮影地：秋吉台。
＃そんなもん誰が持ち込んだんだ。＃や〜天研には何人か塾生居たからね〜〜
まさか後にそのポスターが撮影された場所で星の写真を撮るハメになるとは予想だに/すら/さえしなかった。
今の秋吉台は建物の灯りで「ヒャクテン満天」とは言い難い。たかだか80点ほど取れれば御の字である。
・・・・・＃話が東海道本線沿いからJR中国バスにそれた。＃ウルトラひかりが必要だな・・・・・
理不尽だ。と彼は思った。名古屋の冬の夜が異様に寒いことは文字通り死ぬほどわかった。
ついでに、中2の頃、松本センセのヰャプテン八ー口ックの小説版で、
ベートーヴェンの故郷を覚えた。
ハイリゲンシュタット。覚えておけば中3の
音楽のテストでクラスで多分たった一人だけ3点ほど余計に貰えます。
＃ゆとり教育のせいで教科書から外されていなければいいのだが。
副賞としてもれなく先生にマークしてもらえます。この程度じゃ宮沢雪野と有馬総一郎には並べないね。
中一で抜き打ちで出された設問、球の面積と体積の公式を即時図解で証明せよ。中間考査に
+100点してやる。多分、これを解いた程度でも厳しいだろうね(即刻解いて200点満点貰った後、
先生のミスを指摘してわざわざ減点して貰った。真の偽善とはこういうことを言うのさっ)。
小3の休み時間、校庭、先生の前でいきなり円周率を小数点以下20桁までささやく。これでも難しいね。
シンジ(カヲル君、君の思考が読めないよ。。。) ・・・彼は見栄王にはほど遠い存在だったのだ。。。＃小学校の林間学校で畳に仰向けに寝っ転がって
校長先生の肩を両足のカカトで叩かせて貰ったことはあるらしい(罰当たりな。。好評だったのがこれまた怖い)。
今この文章を読んでいて体感気温が2、3度下がったそこのアナタ、あなたの後ろにもいますよ
(何が?・・・文脈飛び杉)
22日08:18
22日08:18始発電車が動き出す約15分ほど前、彼は行列に戻ってきた。
このころ、実測値で約150人、警備の方の話では約2・300人ほどだったようである。
名古屋では店舗が開店すると花を通りに出して通行人に持ってって貰う習慣が
あるらしい。通りがかったおばちゃん連中ががばーっと持ち去るのだそうである。
開店初日に花がなくなれば店は繁盛すると言われている。残ったら？今更言うまでもあるまい。
という話を聞かされたそうだ。
心斎橋のApple Storeでは記憶にないイベントだが、某林檎農家もそこはしっかり学習していたようである。
これでもかというほどの花が、それも一部は鉢ごと、改めて店頭に運び出された。
22日09:23セッティングに余念がない報道陣。
22日09:41 報道陣・警備員・店員がめいめい身構えている。
22日09:41 だいたいこんな感じ。
1076(未掲載)
開店前、行列の先頭のメンバーにインタビューやら取材やら（どこがどう違うのかは知らん）が
入った。某Mac雑誌、新聞、民放。ざっと10社そこら。一生分のインタビューを使い果たしたんと
ちゃうか？と彼は思った。どうせ後でカットしてくれるだろうと思っていたのだが、
彼の読みはものの見事に外れたらしい。彼が生還後現地で知り合った方から伺った話によると、
NHK以外のTVで、おひるのにゅーすと夕方のニュースを総ナメに
したそうである。彼は不本意のうちにご当地のお茶の間のデムパをジャックさせられた形となった。
＃ちぇっ。山口から来ました、って言っときゃよかったよ。某Webニュースの記事は彼自身のコメントを
大きく端折った結果、本人の意図と全く異なる意味合いになっていた。悲しいような、嬉しいような。
ま、マスコミの悲しい性かな。半分ムカ。半分同情。結局、抗議するのはやめといた。
さすがに、自分の顔が見ず知らずの方のブラウン管（多分そう遠くないうちに死語になるのだろう）
に大量発生しているのを想像すると我ながら寒気がする。彼はそう思った。
（ソノシート20枚組のやつや。え？どのシート？？？みたいな。…ブラウン管じゃネタにできん。）
昔、KRYという民放ラヂオの徳山公園区夢番地の公開録音で生出演したとき、たまたま学校に行く途中
カーラヂオのスイッチを入れた彼の教官が彼の声を傍受した。彼は律儀にも研究室に事後報告にいった。
助教授の部屋にあいさつをかけた途端、
「あーるぅぅぅ〜〜〜！！！」という教官の声が飛んできた。
土曜日の朝のラヂオ(当然だが極超短波ではない。FMかMWである)なんて、
だぁ〜れが聞くんだよぉ〜〜
と思った自分が間違いだった、と当時の彼は思った。（注：BCL用語でMWは中波、即ちAMのこと）
・・・・・今度は話が山口線にそれた・・・・・＃次は宇部線で宇部新川に。。。それない!!!
22日09:48
そしてテープカットが行われる。名古屋市の市長かだれかだろうかと思っていたら
本当に某愛知県知事氏だったのにはおそれいった。
i 地球博とどーやらからんでいると勘ぐられている節がある。
テープカット後、まずはじめの20分ほどは報道関係者の先行入店に充てられ、
10時10分前位に並んでいた一般の入店が順次可能になった。
1077
店内2階の模様。左端の黒い服のひと(※川辺ヒロシ氏)がDJをやっていたが、
「のーぉみっそばぁ〜ん」状態で落ち着いて聴いてる余裕はなかった。
ていうか、当時の彼にそんなものを聞いている余裕は空きメモリ容量1KBもなかった。
アタマとカラダが「さやうなら」しなかっただけマシかもしれない。
彼いわく。「10進法できるよ。」・・・もういい。 (彼の脳みそは2進数がデフォルトのフシがある。但し、2進数と10進数、16進数の変換速度は
8bitのMSX以下である。)
1079(未掲載)
同じく店内2階の模様。
1083(未掲載)
1階。Mac miniがあった？知らない。
1084(未掲載)
列はまだまだ続く。しかし、今回の特集は、これ以上続かない。
疲れ切った所為で抽選の応募もせずにそそくさと逃げ帰ってきたらしい。
22日11:32
黒いタキ(タンク車)を撮ると見せかけて奥の樽見鉄道のDE(ディーゼル機関車)を撮る。
庵野監督や新海監督あたりがなんとなく好みそうな構図ではある。
時に、西暦2005年1月22日16時頃、海底軍艦第13代轟天号、所期の目的を果たし、イスカソダルより
無事地球に帰還。シ者、零名。
後日談
その後数日間、声が枯れる。さらに、約5日後、微熱が出たらしい。
23日、近所でマックホルツ彗星の観望会があったが、栄店のために悩んだ末、
当初より放棄していた。
タシロ艦長「無事太陽系に戻ったら、地球時間は2005年1月末、右舷前方にマックホルツ彗星が尾を引いているはずだ!!」
乗組員一同「キャー!!」だったのだが。＃名古屋はマゼラン雲の彼方にあったのか???まさかね。。。
※この文章は、イチロー・R・田中氏が現地でSONY Hi-DAT Walkman TCD-NHS D900 にチェックアウトした
記録を、K.Aida 氏のご協力の許、かろうじて解読可能な文章に直して頂いたものである。
彼にとって名古屋行きとは、暗闇の 石炭袋の 彼方から 生きて戻って くるための、
いわゆるひとつの儀式だったのだ。＃五七調ね。大和し麗し。
どこまでがフィクション若しくは妄想及び原作者の考えたことで、どこからが事実かについては、精神パルスの不明瞭さと
ノイズが多すぎて、原作者以外には約1名しか分かる方がおりません。ご了承下さい。あ、また雑音だ・・
注：この文章は出雲的迷惑記の本歌取りです。元ネタは、ググれば出てきます。
たぶん。 おわり